私がVaNTを開発するきっかけになったのは、それまで使っていたXTmemoという非常に便利なメモソフトのデータが消えてしまった事件でした。
外部エディタを変更して色々試していたら、データが完全になくなってしまいました。(XTmemoが悪い訳ではありません)
もちろん大切なメモのバックアップを取っていなかった自分が一番悪いのですが、得てしてバックアップというのはデータが消えてから取っていないことに気づくものです。
そこで、VaNTでは自動的にバックアップを取る仕組みを導入しています。
VaNTをインストールしたら、まず以下のバックアップ設定を実施されることをお勧めします。
「設定」メニューから「環境設定」を選択します。
環境設定ダイアログが開いたら「データベース」タブを表示します。
この中の「バックアップ設定」という項目を、とりあえず以下のように設定してください。
これで一度VaNTを完全に終了して、再度起動するとこの設定が有効になります。
バックアップファイル格納フォルダを見ると、以下のようにファイル名の末尾に数字のついたファイルが生成されているのが分かります。
ローテーションファイル数を「10」とした場合は、このファイルが10個分保存されます。VaNTの起動時と終了時にこのファイルができるので、5回VaNTを再起動する分だけ過去のデータがバックアップされることになります。
もしVaNTのデータが消えてしまったり、過去のデータに戻したいときは、このバックアップファイルのファイル名を、データベースパスで指定したファイル名と同じにして配置すれば、すぐにデータが復元されます。
ちなみに、バックアップファイル格納フォルダをDropboxやOneDriveの同期フォルダに設定しておくと、自動的にインターネット上にバックアップが作られるので、ローカルのディスクが壊れた場合なども安心です。
コメント