VaNT v0.8.2をリリースしました。このバージョンではファイルや画像のパスをUNC形式にも対応して、地味に自分の実務で不便だった点の改善を行いましたが、大きな追加機能としてMathJaxによる数式表示に対応しました。
今回はこの数式表示機能について解説します。
この機能は、必要な人には必須で、必要ない人には全くいらない機能だと思います。
ですので最初に使用例から載せます。
エディタ領域に以下のようなメモを作成します。
これをMarkdown表示に切り替えると、以下のように表示されます。
記法は基本的にLaTeXと同じなので、数式に番号を振ることもできます。
ちなみに上記のメモは以下のようになっています。
おそらくこの機能が必要な方には、上記の説明で十分かと思います。
ただこの機能を利用する上での注意点が2つありますので、これだけ記載しておきたいと思います。
①VaNTの環境設定画面「Markdown」タブで、「MathJaxによる数式表示を使用する」にチェックが入っていること。
MathJaxによる数式表示を使うには、以下の環境設定画面の③にチェックを入れておいてください。
②インターネットに接続されていること。
MathJax自体は配布パッケージの容量を抑える観点から、CDNを利用しています。そのためインターネットに接続されている状態の場合のみ、数式がレンダリングされます。
以上です。最近はデータ分析ブームもあり、数学にあまり縁がない方でも数学記号に触れる機会が増えたような気がしますので、ぜひご活用いただければと思います。
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