VaNT v0.10.7からMigemoによるフィルタ機能を追加しました。本記事ではこれがどんな機能かを説明していきたいと思います。
これまでの検索機能
従来VaNTの検索にはフィルタモードと全文検索モードがありました。
この2つは検索機能自体は同じで、検索した後にメモリストに何を表示するかの違いがあります。
全文検索モードの場合は検索結果のメモリストは全てのメモの行単位で指定したキーワードが存在する行を全てリストアップします。つまり1つのメモでもキーワードが複数行に出現する場合は、その行数分メモリストに表示されます。
一方、フィルタモードの場合は検索結果のメモリストは1メモ1レコードになります。これがあたかもメモリストをフィルタリングしているように見えることから、このような名称にしています。
そして検索条件を保持しておきたい場合、それぞれ検索語句入力後にEnterキーもしくは🔍ボタンを押下するとメモリストに新しいタブが作られます。
検索モード | メモリストタブの名称 |
---|---|
全文検索(Search) | [S]検索語句 |
フィルタ(Filter) | [F]検索語句 |
Migemoモードの追加
Migemoモードは従来の「フィルタ」検索モードを拡張するものです。Migemoモードの検索ではメモ全体をMigemo検索し、検索結果のメモリストはヒットしたメモ1つに対して1レコードで表示します。
Migemoモードの検索条件を保持しておきたいときも、これまで同様検索語句入力後にEnterキーもしくは🔍ボタンを押下するとメモリストに新しいタブが作られますが、タブの名称は「[M]検索語句」となります。
したがってv0.10.7以降では検索モードとメモリストタブの名称の関係は以下のようになります。
検索モード | メモリストタブの名称 |
---|---|
全文検索(Search) | [S]検索語句 |
通常フィルタ(Filter) | [F]検索語句 |
Migemoフィルタ(Migemo) | [M]検索語句 |
Migemo関連の設定
VaNTを使っていただいている人は以下の3パターンに分類できると思います。
- Migemoは不要で今まで通りの機能のままでよい
- 通常の絞り込みとMigemoを併用したい
- Migemo検索しか使いたくない
これらの全ての人が最適の使い方をできるようにMigemoについては以下の設定を用意しました。
環境設定画面の[基本]タブにある[フィルタでのMigemo使用]という項目のプルダウンを変更することで、それぞれ以下の挙動になります。
設定値 | 挙動 |
---|---|
使用しない | 従来と同じ動きをします。Migemo検索モードは利用できません。 ただし、既に存在するメモリストタブに[M]~が存在する場合、そのタブを選択したときはMigemo検索の結果が表示されます。 |
トグル切り替え | 検索窓の隣の検索モード選択ボタンをクリックすることと通常のフィルタとMigemoを切り替えます。クリックだけではなくフィルタ検索のショートカットキーも通常とMigemoをトグル切り替えするようになります。 |
常に使用 | フィルタは常にMigemo検索として動作するようになります。従来の通常検索モードのフィルタは利用できません。 ただし、既に存在するメモリストタブに[F]~が存在する場合、そのタブを選択したときは通常検索の結果が表示されます。 |
コメント
VaNTを大変ありがたく使わさせて頂いております。
更新のたびに新しい機能が追加され短期間の進化に驚かされています。
私的に、あれば嬉しいなと思える機能があるのですが・・・・
個別のメモを、.md もしくは .txt形式でエクスポート出来るようになれば一段と使いやすくなります。
勝手な個人的な要望ですので、いつでも構いませんが、もし何らかの機会がございましたら宜しくご検討いただければ大変有り難く存じます。
godreamgo様 VaNTをお使いいただきありがとうございます。また、貴重なご意見ありがとうございます。ほぼ実装終わりましたので、もう少しテストして次のリリースで機能を追加させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
いつか実装されれば良いなと思っていたのですが、あまりにも早すぎて驚いております。
次回の正式版リリースを楽しみに待っております。
有難うございます。