VaNT v0.12.0でずっとご要望いただいていた複数データベース切り替え機能を追加しました。
これまでVaNTでは、情報は仕事もプライベートも全部1カ所にまとめておくべきという思想のもと、データベースも1つしか設定できないようにしていました。
データベースは環境設定画面で別のデータベースファイルを選択することで切り替えは可能でしたが、添付ファイルの保存場所やバックアップフォルダなども併せて変更するとなると、簡単には切り替えられま線でした。
そこでv0.12.0ではデータベース管理画面を新規に追加し、
- データベースファイル
- 添付ファイル格納フォルダ
- バックアップフォルダ
をセットで保持し、簡単に切り替えられるようにしました。
当初の設計が、データベースを1つにする前提になっていたので、対応に時間がかかってしまいました。私自身も開発用のデータベースと、個人で本気で使う用のデータベースを簡単に切り替えたいと思うことも多いので、活用していきたいと思います。
データベース管理画面の使い方
v0.12.0では[設定]メニューに[データベース管理]が追加されます。
これを選択すると、以下のデータベース管理画面が表示されます。VaNTを旧バージョンからv0.12.0にアップグレードすると、自動的に現在使用しているデータベースが「Main」という識別名で登録されています。
新しいデータベースを追加する場合は、[新規登録]ボタンを押すとデータベース一覧に行が追加されるので、詳細情報欄を埋めて[適用]ボタンを押すと保存されます。
データベースを切り替える場合は、データベース一覧で切り替え先のデータベースを選択し、[このデータベースを使用する]ボタンを押します。すると選択したデータベースの使用中欄に○がつきます。この状態で[適用]ボタンを押すと、選択したデータベースに切り替わります。
データベースバックアップタイミングの追加
これまでデータベースのバックアップを自動取得するタイミングとして、「VaNT起動時」「VaNT終了時」「VaNT非表示時」の3つを選択できるようにしていました。
今回新たに、「データベース切り替え時」というタイミングを追加していますので、必要に応じてチェックを入れてお使いください。
v0.12.0のおまけ機能
おまけと言いつつ、個人的には最近一番欲しかった機能なのですが、エディタ上でCtrl+Shift+↑/↓で、現在カーソルがあるまたは選択されている行を上下に移動できるようにしました。
用途としては、例えばTODOリストをメモしているような場合に、優先順位に応じて行を入れ替えるというような操作に使えます。
複数行を選択していた場合は、それらの行をまとめて上下に移動できます。
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